古河歴史博物館出前授業
2021年2月25日 18時41分この箱の正体は・・「ハエとり」のための道具でした。
先生にこの道具の使い方を教えてもらいました。
先生は、この道具を知ってる大正生まれの方にお話しを伺ったそうです。
「へぇ!そうやって使うんだ!」
「これでハエが捕れるのかな?」
子ども達は、先生の話に興味津々です。
さて、このハエとり道具。
よく捕れたのか?
「もしこの道具が便利でハエがよく捕れるのなら、今でも使われているはずですよね。」
先生の言葉に納得の子ども達でした。
他にも昔の道具をいくつか見せていただきました。
「わらじ」は実際に履いてみました。
そして歩いてみました。
わらの部分が足にチクチク当たり、歩くと少し痛かったそうです。
みのを見るのは初めての子どもが多く、本物を前に「わぁ!」と声が上がっていました。
雨風をしのぐみのは、この時代のコートでありカッパです。
みのの内側は、編み込みのようになっていて肩の部分に紐がついています。
この紐をランドセルのように背負っていたそうです。
見せてもらうことで初めて知る、当時の工夫でした。
昔の唐傘(蛇の目傘・番傘)も見せてもらいました。
今の傘との違いはどこかな?
「竹で出来ている!」
「骨の本数が多い!」
「傘の持つ所がJの形になっていない!」
(唐笠の持ち手は真っすぐです)
子ども達は、今と昔の傘の違いをたくさん見つけることができました。
昔のアイロンや振動で汚れを落とす洗濯機も見せてもらいました。
3年生は、社会の時間に「昔の道具」について学習しました。
教科書や資料集で得た知識が、今日の出前授業でより一層深い理解につながったことと思います。