旅立ち。
2021年6月3日 15時36分下校時・・3年生がソワソワした感じで池の周りに集まっています。
子ども達の中心には、担任の先生。
「何だろう?」と思っていると、3年の先生が声をかけてくれました。
「これからアゲハ蝶を放します!」
アゲハの幼虫が六小にやってきたのは、一ヶ月ほど前です。
子ども達は、蝶の成長を楽しみに毎日観察を続けてきました。
幼虫がさなぎになると、子ども達はより熱心に観察を続けました。
「いつ蝶になるかな?」
「まだかな?」
「もうすぐ蝶になる??」
子ども達は、興味津々です。
日に何度も虫かごをのぞき込んでいました。
昨日の朝、担任に嬉しそうに報告してくれたそうです。
「先生!成虫になりました!」
虫かごの中には、さなぎから出てきたばかりのアゲハ蝶。
鮮やかな色の羽を広げています。
「下校時にみんなで外に放そうね!」
子ども達は、ワクワクドキドキした気持ちで下校時間を待ちました。
帰る準備をして外に集まった3年生。
子ども達は、虫かごの扉が開くのをじっと待ちます。
先生が虫かごのふたをはずしました。
アゲハ蝶は、勢いよく青空へと飛び立っていきました。
「バイバ-イ!!」
子ども達は、アゲハ蝶が見えなくなるまで手を振り続けていました。
幼虫からさなぎ・・そして成虫へと姿を変えるアゲハ蝶。
その成長の過程は、しっかりと子ども達の心に記憶されたに違いありません。