引き込まれる。
2020年11月16日 17時00分開演を告げるブザ-が止み、会場が暗くなります。
子ども達のワクワク感も最高潮です。
幕が上がりました。
ステ-ジ上でスポットライトを浴びているマ-ガレット姫。
彼女がこの物語の主人公です。
わがままで意地悪なマ-ガレット姫・・友達も周囲の人達もマ-ガレット姫のわがままにふりまわされ、うんざりの毎日です。
そんなマ-ガレット姫の頭から角が・・・!
頭から角が生えるなんて・・大変!!
医者に見せますが・・原因は分かりません。
そして治りません・・。
そんな中、足が悪く仮面をつけたエドガ-医師が現れ、マ-ガレット姫をマイラおばさんとレオ少年の住む森の家に連れて行きました。
最初は、ここでもわがまま放題のマ-ガレット姫でしたが、周囲の人の優しさや穏やかな日々の中で、心に変化が起き、とっても優しく素敵なプリンセスに生まれ変わる・・・というお話でした。
物語が進むにつれ、マ-ガレット姫の口調が優しくなっていくのが分かりました。
仕草も柔らかく、人を気遣う様子も伝わってきます。
最後は子ども達も職員も、優しくて、かわいい素敵なマ-ガレット姫にすっかり心を奪われてしまいました。
体育館に響く俳優さん達の声量、会話のテンポや会話の間・・指先にまで意識を集中させた動き、視線、そしてライトから注がれる光、音楽。
子ども達は、本物が持つ迫力、興奮、感動・・しっかりと受け取りました。
最後のカ-テンコ-ルでは、惜しみない拍手が送られました。
「劇、おもしろかったね!!」
「すっごく感動した!」
体育館から教室に戻る子ども達が、話しているのが聞こえました。
芸優座の皆様、素敵な公演をありがとうございました。