今日の六小

黙祷。

2021年3月11日 18時03分

2011年3月11日(金)・・14:46分。

六小では、帰りの準備をしている最中でした。
帰りの会をしているクラス、ランドセルに学習用品をしまっているクラス、「さようなら」と挨拶しているクラス。
外には、体育を終えた1年生が教室に戻ろうとしていました。

ガタガタガタッと・・・凄まじい揺れが六小を襲いました。
揺れは止むことなく、どんどん激しくなり、立っていられません。
ガッタンガッタン・・校舎や窓が大きく揺れる音、鍵盤ハ-モニカが落ちる音、あちこちの教室から聞こえる悲鳴。
子ども達は、机の下に潜りながら泣いていました。

外にいた1年生は、全員が地面に這いつくばって、友達や先生達と肩を寄せ合っていました。

揺れが収まり、子ども達と一緒に校庭へ避難しました。
子ども達は必死に・・誰ひとり話すことなく・・恐ろしさに震えながらの避難でした。

マグニチュ-ド9.0。
日本国内史上最大規模。
アメリカ地質調査所の情報によると、世界でも4番目の規模の大地震でした。

子ども達に、あの日どんな地震が起こったのか・・話をしました。
子ども達は、真剣に耳を傾けていました。
そして全員で黙祷しました。

黙祷後、一人の子どもがやってきました。
「『生まれ変わって、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで長生きしてね』って心でお祈りしたよ。」

今の六小には、震災後に生まれた子どもも多くいます。
赤ちゃんだったので覚えていない・・という子どももいます。

このような地震があったという実態を伝えていくこと・・。
そして自然災害時の対処方を伝えていくこと・・。
来年も・・再来年も続けていきたいと思います。