850年の時を経て・・・
2020年10月20日 15時25分6年生の国語の教科書には、「『鳥獣戯画』を読む」という単元があります。
鳥獣戯画は、12世紀から13世紀にかけて描かれた国宝の絵巻物です。
「日本最古の漫画」とも言われています。
教科書には、この「鳥獣戯画」の魅力について書かれています。
教科書に載っている「鳥獣戯画」の絵は、かわいらしく・・またどこかユーモラスで、見ているだけで微笑んでしまいます。
子ども達は、家で音読し、授業で内容に触れて・・、すっかり「鳥獣戯画」のファンになったようです。
日光への遠足で、「鳥獣戯画」をモチ-フにしたお土産を買ってきた子ども達もいました。
単元終了後、子ども達は、「鳥獣戯画」の挿絵を見ながら、自分の好きなペ-ジの絵をノ-トに描きうつしました。
小さな紙に「鳥獣戯画」の挿絵を描きうつし、それをつなぎ合わせてミニ絵巻物を作ったクラスもありました。
子ども達の描く「鳥獣戯画」の生き物達は、どれも生き生きとしていて今にも飛び出してきそうです。
どの生き物も、可愛らしく表情豊かで、何ともいえない味があります。
「鳥獣戯画」を描いた人達は、850年の時を経て小学生が楽しそうに・・嬉しそうに真似て描いている・・と知ったら、驚くのでしょうか・・それとも喜んでくれるのでしょうか。
「鳥獣戯画」が描かれて850年・・・。
850年後の未来、「鳥獣戯画」の絵を真似て描いている子ども達がいるかもしれない‥と思うと不思議で・・そして何だか素敵です。